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  絵画を語るにして、忘れてはならない人がいる。
市民文化の昂揚に著しく貢献したとして贈られる「加古川文化賞」の受賞者であり、
地元出身の著名人に多大なる影響を与えたとされる山本嘉彦氏。 
今もなお、加古川ロータリークラブをはじめ幾多の絵画教室を持ち現役で絵筆を取られている。 
百彩万歳の根幹でもある画人-山本嘉彦氏に今回はお話をお聞きしました。


文:キラかこ編集記者

 
   梅雨の合間の強い日差しが照りつける、6月26日の午後、山本嘉彦先生との待ち合わせ
場所である加古川プラザホテルに向かった。絵の大家であり、地元をこよなく愛される
山本嘉彦先生とはどんな人なのだろうか。私は興奮を抑えきれずにいた。
待つこと数分後、気さくに背後から声をかけられた。 以前、先生が通われているという
“画廊喫茶”で一度お会いしたことがある私はその時のお話をした。先生は軽くうなづき、
私をテーブルへと誘ってくださった。

キラカコ 私が今回先生にどうしてもお聞きしたかったことは、一言で言えば“先生の教育論”
である。このサイト内で進めている“キラかこ百彩万歳”は、地元企業や地域の代表者を取材
し、その人の人となりに触れる企画だ。過去3回進める中で、誰もが口にすることは、“山本先
生の教え”それは、“ほめて伸ばす”ことにある。
ある方は、「先生の教えに乗せられて、絵が好きになり、今もなお続けている」 と言われ、
毎日の暮らしの中に、絵画があり、絵画の時間を好まれている。
“先生の弟子”である教え子たちに、どのように接し、どのように教えてこられたのか
質問をしてみた。

 

山本 「私は、1948年に教職につき美術科を担
当、1987年に加古川市立平岡北小学校校長を
定年退職。その後も美術・絵画と向き合う中で、
私にとって絵画とは“人”そのものであること。
自分の履歴がそうであったように、人を育て、
人と学び、地域に触れ、自然を愛する心こそ
が、また自分に返り、教えられ、人はまた自然
へと帰ってゆく・・。 昔はよく、生徒とキャンプ
をしました。」 

 

先生の教え子のひとりに、トッパン・フォームズの会長福田康弘氏がおられる。
彼が書いた一文に、山本先生らしいエピソードがあるので、ここに紹介する。

 

日経産業新聞 2006年3月30日仕事人秘録の一文から-トッパン・フォームズ 福田康弘
私に絵を教えてくれたのは美術を担当していた山本嘉彦先生だ。個性的な芸術家集団で
ある二紀会のメンバーで、 当時は大学を卒業したばかりの新進の画家だった。
山本先生はほめて育てる主義で、どんなに下手な絵でも良いところを見つけて面白いと
ほめてくれる。私が絵を好きになったのも先生の指導に触れたからだ。

 

 絵画で忘れられない思い出がある。先生は夏休みに
なると毎週人物を描くため町の美術教室に連れていっ
てくれた。そこにヌードモデルがいたのだ。最初、中学
生の私たちは見慣れないモデルの姿に興奮してしまい、
絵を描くどころではなかった。そのうち、刺激の強さに
耐えられなくなったのか、部員の一人が意味もなく
笑い出したのだ。つられて皆も笑い、モデルの女性も
先生も笑い始めた。

   山本先生は絵を教えるだけでなく、夏休みに美術部のメンバーをキャンプや海水浴に連れ
て行ってくれた。勉強では引っ込み思案の私だったが、仲間と遊ぶ楽しさを知った。絵を描く
ことで創造することの面白さや大変さを感じることができた。
   絵を好きになったことで凸版印刷に入社する理由のひとつになる。
 

******

 
山本嘉彦氏による加古川プラザホテルロビーの壁画
 

 教職を離れ、また別のカタチで絵画と向き合う。山本先生にとって絵を描くことは手段で
あって「人が好きであること、人を好きになること」人と接し、世代を超えた生徒さんを見る中で
そのコトバが胸に響いて、“キラかこ百彩万歳”の明日の色は何色かと尋ねられたら、自分と
人が織り成す色を混ぜた色こそまさに、キラかこ色なのだと気づかされた気がしました。

  ○取材を終えて
  教職の場を去り、なお精力的に“画道”を極める。“彩人にして才人”山本先生の絵画に対する
探究心は衰えを知らない。本日はお忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました。


取材インタビュー:2009.6/26 場所・加古川プラザホテル
キラかこ「百彩万歳」とは
“一芸は道に通ずる”百人いれば
百通りの“彩り”があり、芸を極めた
ものは、その他の事柄においても物
事の道理がわかるようになる。
「百彩万歳」は地域の代表者の
“絵で見るひととなり”を紹介します。
ロータリークラブ絵画教室リポート>>
私と絵画
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別加古川堤より高位山
         
 
  ↑民話を題材とした「ふるさとの絵本」 ↑加古川文化賞受賞 ↑兵庫県ともしびの賞受賞
   
  プロフィール       1926年 加古川市に生まれる
1948年 教職につき美術科を担当し1987年
加古川市立平岡北小学校長を定年退職
1948〜49年 東光会
1949〜50年  二紀会所属その後無所属として
個展で発表(加古川総合文化センター、
稲美ふれあい交流館、画廊喫茶)など
1979年 「ふるさとの絵本」1〜3話 発刊
1980年 「ふるさとの民話」神戸新聞の挿絵を描く
1986年  壁画の原画制作
(加古川プラザホテルロビー、加古川警察署口ビー)
1989年 加古川文化賞受賞
1991年 画文集「加古川のほとりけしき100」発刊
2001年 兵庫県ともしびの賞受賞
現在、加古川総合文化センターやKCC他の洋画教室講師
 

 
  加古川美術協会副会長  
  山本 嘉彦 やまもと よしひこ
 
 
  キラリかこがわでは地域に貢献する企業、地域の代表者の人となりに触れ、“キラリと光る”私的ココロを語っていただいてます。
 
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